下関三海の極味

『下関三海の極味弁当』 開発物語


第2回「試作を重ねるお弁当」

2019年10月、下関市にある料亭「古串屋」に多くの人が集まった。高杉晋作や乃木将軍も通ったといわれる老舗店だ。
卓上に並べられたさまざまな食材に目が奪われる中、まず古串屋の六代目主人、神在邦幸氏が極味弁当の試作を披露する。

  • 古串屋

「私なりに作ってみたのがこちらです」
タベアルキストで、駅弁の記事も書かれているマッキー牧元が試食し、そのおいしさを確認した後、素材の選定について意見を交わす。
「食べて人々の記憶に残るのは、高級食材や他にはない郷土料理。下関がルーツなんだと知ってもらうことが大事です。……ノドグロは使えませんか?」
神在氏が魚選びのポイントを説明する。
「ノドグロは値段が高くなり、安いものは小さくて脂の乗りが悪くなります。ノドグロもよいのですが、下関には他にもお勧めの魚があります」

  • 試作披露

マッキー牧元氏は、さまざまな食材を試食する。
「おいしいですよ!」自然と笑みがこぼれ意見が一致する。すると二人で、食材を弁当箱に詰め直しはじめる。
「ハモ……フグ、ウニときたら……盆暮れ正月が1回で来ちゃうじゃないですか。これは売れますよ!」
最終形ではないが、試作の一つが完成する。

  • 下関三海の極味弁当
  • 検討風景

さらに素材の一つ一つから、箱の形や大きさ、金額設定まで細部の検討が進む。神在氏とマッキー牧元氏をはじめ集まった一同が、下関ならではの「極味」を求めて知恵を絞る。
1,000円か1,100円か……。箱が深すぎると……仕切りはこれぐらいが。彩りを良くするために……。

マッキー牧元

最後にマッキー牧元氏が、極味弁当開発への思いを語ってくれた。
「駅弁を食べることで、その土地のことを知る、その土地の恵みを教わるという駅弁になってほしいと思います」
具体的なカタチが見えはじめたことで、極味弁当の開発は加速していく。

第3回の記事は、2月上旬の予定です。

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